[書籍] ―最新の当局要求・現場の実情をふまえて解説― グローバル開発における開発段階に応じた適切な治験薬(治験用原薬)QA

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商品情報

著者情報

檜山 行雄国立医薬品食品衛生研究所
原 賢太郎(独)医薬品医療機器総合機構
森田 悠司田辺三菱製薬(株)
杉浦 大テルモ(株) / テルモ山口D&D(株)
高井 良彰大日本住友製薬(株)
川北 哲也第一三共(株)
石井 裕大第一三共(株)
長谷川 隆大塚製薬(株)
梅谷 俊輝協和発酵キリン(株)
天野 昌樹第一三共(株)
立石 伸男ネクスレッジ(株)(元 中外製薬(株))
河野 晃武田薬品工業(株)

発刊日

2018年12月25日

体裁

B5判並製本 271頁

発行

サイエンス&テクノロジー株式会社

I S B Nコード

978-4-86428-179-9

Cコード

C3047
内容情報 第1章 日米欧3極における治験薬の品質保証
1. 開発における治験薬の段階的な品質保証
2. 1997年の旧治験薬GMPの問題点
3. 治験薬GMP基準(2008年)通知の構成と主要論点の解説
3.1 構成と目的
3.2 バリデーションとベリフィケーション
3.3 製造管理と品質管理
4. 欧米の状況
5. 初期臨床開発における課題
5.1 第I相試験に用いる簡易製剤
5.2 早期探索的臨床試験における品質保証
第2章 当局の視点から見た治験薬の製造管理及び品質管理に求められること
1. 治験薬GMP及び医薬品GMPに共通する基本的な考え方
2. 医薬品品質システム
3. 治験薬GMP調査で確認すること
4. 治験薬GMP調査時に発出した指摘事項の傾向分析
5. 治験薬GMP調査における指摘事項例
第3章 治験用原薬におけるスケールアップと同等性担保
1. 背景
1.1 開発期間中における原薬製造の実際
1.2 原薬品質の同等性
2. 製法変更時における同等性担保
2.1 物理的品質における同等性
2.2 不純物プロファイルにおける同等性
3. 管理戦略
4. GMP及び信頼性保証の観点からの同等性
第4章 開発段階に応じた適切なバリデーション/ベリフィケーション実施
1. 製剤の開発研究
1.1 製剤化研究から商用生産に至るまでの流れ
1.2 治験薬製造
2. 3極における治験薬のバリデーション要求事項
2.1 日本における要求事項
2.2 米国における要求事項
2.3 欧州における要求事項
3. 治験薬におけるバリデーション,クオリフィケーション
4. 治験薬の製造施設及び試験検査装置のバリデーション
5. クリーンルーム,空調設備の環境管理に関するバリデーション
5.1 環境モニタリング(生菌(空中浮遊菌,落下菌,付着菌),非生菌(空中浮遊微粒子))
5.2 空調システム(差圧,気流方向,換気回数)
6. 製薬用水設備のバリデーション
7. 製造プロセスのバリデーション,ベリフィケーション
8. 滅菌バリデーション
9. 洗浄作業のバリデーション
10. 治験薬における品質リスクマネジメントと商業化へ向けた管理戦略の確立
第5章 開発初期段階における治験原薬/製剤の品質評価-規格及び試験法設定と安定性試験-
1. 開発段階に適応させたCMCアプローチ(Phase Appropriate CMC)
(1)製造方法及び管理ポイント
(2)評価項目
(3)品質規格
(4)試験方法
(5)安定性試験
2. 規格及び試験方法設定
2.1 PC段階
(1)試験法設定
(2)目標規格
2.2 初期臨床段階(P1/P2a)
3. 安定性試験及びリテスト期間/有効期間の設定
3.1 PC原薬の使用期間
3.2 初期臨床段階(P1/P2a)の安定性試験
4. 申請資料準備
第6章 治験薬における開発段階毎の分析法バリデーション実施範囲
1. 分析法バリデーションの実施
1.1 分析法バリデーションの目的
1.2 分析能パラメータの項目
1.3 分析法のクオリティバイデザイン
2. 開発段階に応じた分析法バリデーション
2.1 開発段階に応じた分析法の役割
2.2 開発初期における適切な分析法バリデーション
2.3 ベネフィットとリスク
2.4 開発段階毎に検証すべき分析能パラメータ
2.5 開発初期での分析法バリデーション実施例
3. 開発段階の分析法の再バリデーション
第7章 治験薬における変異原性不純物の評価・範囲
1. 有機不純物のリスクアセスメントについて
1.1 有機不純物のハザード評価
1.2 リスクの特性解析
1.3 リスクの分析及び評価
1.4 管理
2. 治験薬における変異原性不純物の評価・範囲の事例
2.1 14日以内の第1相臨床試験を想定した事例
2.2 1ヶ月以下の臨床試験(第1相及び第2相)を想定した事例
2.3 1年以下の臨床試験(第1相及び第2相)を想定した事例
2.4 製造方法を変更した場合の事例(1年を超える臨床試験(第2相後期から第3相)を想定)
第8章 治験薬におけるデータインテグリティ
1. データインテグリティとは
1.1 なぜデータインテグリティか
2. 治験薬において求められるデータインテグリティとは
2.1 医薬品開発のライフサイクル
2.2 治験薬の位置づけ
3. 治験薬の記録(申請資料)として求められていること
3.1 治験薬GMP
3.2 申請資料の信頼性の基準
4. 申請資料の信頼性の基準とデータインテグリティ
5. データインテグリティに求められていること
5.1 世界における規制状況
5.2 指摘事例
6. 記録とは
6.1 記録の種類
6.2 記録のライフサイクル
6.3 記録の取り方・訂正の仕方
6.4 記録の確認
6.5 記録の保存
6.6 記録の廃棄
7. 委託試験におけるデータインテグリティ
7.1 委託前にすべきこと
7.2 委託後にすべきこと
7.3 委受託を成功させるための心構え
8. コンピュータ化システムにおけるデータインテグリティ
8.1 コンピュータ化システムバリデーション(CSV)
9. 治験薬のデータインテグリティを確保するために
第9章 治験薬製造施設に対するグローバル当局査察動向と開発活動に於ける品質マネジメント/グローバルGMP対応
第1節 治験薬製造施設に対する日米欧当局要求と査察の実際/指摘例
1. 査察の法的根拠
 1.1 日本
 1.2 欧州(EU)
 1.3 米国
2. 査察の動向
 2.1 日本当局による査察
 2.2 欧州当局による査察
 2.3 FDAによる査察
第2節 グローバル企業における開発段階での品質マネジメントとGMP要求への対応
1. 開発段階のGMP要求
 1.1 前臨床段階
 1.2 治験薬製造段階
 1.3 Good Laboratory Practice(GLP)の遵守
2. 規格の設定と分析法の開発
 2.1 適合性試験
 2.2 予備的(仮)規格の設定
 2.3 不純物の規格(副産物,分解物,残留溶媒)
 2.4 分析法バリデーション
 2.5 サンプリング
 2.6 安定性試験の実施
3. プロセスバリデーション
 3.1 前臨床段階で取得すべきデータ
 3.2 臨床段階(最適化段階)で取得すべきデータ
 3.3 設備機器の稼働適格性
 3.4 製剤,プロセス,規格の変更の記録化
 3.5 パイロットスケールもしくは商業生産スケールでの生産
 3.6 他の製造施設への移転・変更
4. 治験薬製造段階でのマネジメント
 4.1 臨床試験の承認が前提条件
 4.2 治験薬及び対象薬の製造
 4.3 包装とラベル化
 4.4 治験薬の管理と出荷
 4.5 参考品
 4.6 治験薬の有効期限
 4.7 治験薬の保管と輸送
 4.8 外部委託
5. 臨床試験の依頼者(スポンサー)の責任
第10章 治験薬の国際流通における品質および各国規制適合への課題
1. グローバル治験向け治験薬などの供給調達面での課題
 1.1 ラベル設計
 1.2 購買調達(対照薬・併用薬)
2. グローバル治験向け治験薬などの輸送面での課題
 2.1 輸送・流通ネットワーク設計
 2.2 輸送用容器
 2.3 温度記録
 2.4 治験薬輸送・保管をサポートするデータの取得
 2.5 輸出入規制対応
3. グローバル治験向け治験薬などの物流管理面での課題
 3.1 IRTセットアップ
 3.2 IRT運用
第11章 抗体医薬原薬のプロセス開発と治験原薬QAb>
1. 細胞株構築
 1.1 概要
 1.2 品質面の注意点
 1.3 今後の展望と問題点
2. 培養工程
 2.1 概要
 2.2 品質/申請の注意点
 2.3 今後の展望と問題点
3. 精製工程
 3.1 概要
 3.2 品質/申請の注意点
 3.3 今後の展望と問題点
4. 分析技術
 4.1 概要
 4.2 品質/申請の注意点
 4.3 今後の展望と問題点
5. 治験原薬製造
 5.1 概略
 5.2 品質/申請の注意点
 5.3 今後の展望と問題点

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