撥水性に優れたナイロンとポリエステルを超高密度でニット編みした特殊生地「ミリクロス」。マットな表情でヌバックレザーのような微起毛感がクセになる手触りです。ベルベットのように見る角度で色味が変化し、その時その時の表情を見せてくれます。最大の特色は「経年変化を楽しめる」という事。合成繊維ながら革のように馴染み経年変化する特殊な素材です。一般的な合成繊維には味わえない、魅力がこのバッグにはあります。冒頭で述べたように撥水性にも優れているので雨の日でも気兼ねなく使用できるのは嬉しいポイント。純粋にマットな見た目とヌバックレザーのようなタッチが特徴的ですがそれ以上に面白い素材のバッグです。

カジュアルな印象の使いやすいキャメル色のキャンバス生地を使用。柔らかさがありながらも、耐久性の高い10号高密度帆布です。厚みがありすぎることなく、軽量に仕上げられているので、実用に向いています。

ショルダーベルトや本体との結合部分、開閉口など頻繁に触ったり負荷のかかるパーツには4mmと極厚に加工された丈夫なレザーを使用しております。補強、という意味で強度のあるレザーを使用しているだけでなく、本体のキャンバス生地とのバイカラーもお楽しみいただけます。レザーの表面は銀面表面を起毛させたヌバックレザーとなっておりますが、通常のヌバックレザーよりも深くまで削られておりますので手で触れると起毛の向きにより若干カラーが変わる面白いレザーです。手触りは非常にシルキーで優しい手触りとなっております。絶妙なカラーリングといい、他には見ることのできないヌバック処理であったりと、溢れ出る遊びゴコロだけでなくそれを裏付ける確かな品質の高さから、さすが、と言わざるを得ないクオリティのイタリアンレザーです。

バギーポートからスピンオフしたシーガルシップ（Seagull Ship）。素材の持ち味を最大限に活かしながら、ひねりの効いたデザインと使い勝手の良い機能性を追及したブランドです。目新しい素材を吟味し、斬新なデザインを提案するデザイナーは好奇心のかたまり。売れ筋を狙った"置きに行く"デザインではなく、常に攻め続けるその姿勢はいくつものブランドを作り上げてきたデザイナーのプライドです。

部分使いのレザーはイタリア産ですが、メインの素材は、裁断や縫製に至るまで全行程日本製のバッグです。特にシーガルシップのような独創的なバッグの場合、試作を繰り返せる工場が近くにあるということは、ものづくりに大きく影響を与えます。デザイナーのアイデアを商品に落とし込む技術というものは、その機能性と意図をしっかりと読み取る読解力であるとも言えます。デザイナーの意図をしっかり読み取り、それを技術で表現する工場で作られた、クオリティの高いメイドインジャパンのアイテムです。

シンプルながらも、丸みのある可愛いフォルム。メンズが好みそうな機能性のある特殊素材を使用した、辛口な大人のバッグです。ミリタリーコートにも使用されているこの素材は、立てた時にフニャッとへたらずに自立します。ガサッとした硬い生地感ではなく、スエードのような独特の質感はクセになる手触りです。また、見る角度色味が変化し、その時その時の表情を見せてくれます。

バケツ型のバッグだから口が大きく開き、マチもしっかり幅広なので本や書類、お弁当、ポーチなど見た目以上に大容量でたくさん入ります。A4バインダーが入るサイズですが、バッグの横幅が最大限に広がって、バッグの容量に遊びがなくなってしまうのであまりおススメはできません。内側にはオープンポケットが２箇所とファスナーポケット1箇所。すぐに使うモノを仕分けできて便利です。開閉はマグネットボタンで使いやすさにもこだわりが感じられます。また、軽くて使いやすいのもうれしいポイントです。